てか、SoundTrapやってる? オンラインでつながることの可能性
SoundTrapの紹介
「Soundtrap」というサイトというかWebアプリがある。
www.soundtrap.com
要はオンラインでの音楽制作アプリで、ログインすればどこでも作曲できる。
この手のものの中では大手のようで、音源もエフェクトもそれなりに揃っている。
昼休みにちょろっと遊ぼうと思って始めたのだが、当然ながら同僚の目に留まり、自分が作曲・別の同僚が作詞というコラボが始まってしまった。
その詞がなんかピュアで、自分はテクニックに走りすぎていたかもしれないなと思わされたりしたのだが、本題はそこではなく。
モバイルやクラウドの利点1
自分はモバイルアプリや、さらに発展したクラウドを利用したアプリを、外でもできる(モバイル)、どこでもできる(クラウド)と捉えていた。
そして外でも・どこでもできる利点を、考えたことを形にする速度の早さだと考えていたのだ。
歩いていてちょっとメロディが浮かんだりすることは誰にでもあると思うが、家に帰ってから書き留めるのと、モバイル・クラウドでその場で録音なりして記録するのでは、速度が違う。速度は鮮度にも通じるし、速いこと自体が快適だ。
ジョンレノンはインスタント・カーマをあっという間に作ってあっという間にリリースしたらしいが、ジョンほどのアーティストでなければそこまでの環境は整っていなかった。他のアーティストやあるいはアマチュアミュージシャンがあっという間に作ってあっという間にリリースするには、Web時代を待つ必要があったのだ。
モバイル・クラウドの利点1:アイディアを腐らせない
自分はモバイル・クラウドアプリの利点を、ジョンレノンのインスタント・カーマのようにやれることだと捉えていた。思いついたアイディアを鮮度の高いうちに形にしてしまう快適さ。
しかし、他の可能性は見落としていた。「どこでもできる」ということは、コラボレーションしやすいということでもある。
モバイル・クラウドの利点2
例えば会社の昼休みに、同僚とコラボレーションできる。これはクラウド時代じゃないとちょっと無理だ。
そこで思い出したのだが。
会社で同僚とコラボっちゃったのは、技術が距離を縮めた例といえるが、その縮め方は自分(筆者)が移動するというものだった。
しかし情報だけ移動させるやり方もある。いわゆるネット上でのコラボである。
モバイル・クラウドの利点2:コラボレーションの輪を広げる
実は前述のSoundTrapには、一つのプロジェクトを共同で作業するというGoogle Docsにも似た仕組みがある。
ネット上で誰か、アメリカ人だったりヨーロッパ人だったりアジア人だったりと距離を飛び越えてコラボできるかもしれない。
そっちのほうが「未来」な感じがする。
でもネトゲーもあまりやらない対人恐怖症な自分は、たぶんそういうことはしない気がする。対人恐怖症は時代にも置いていかれるのである。
プリンス良いよね あるいはアーリーアダプターとして生き残るには
プリンス良いよね
たぶんギターマガジンだったと思うが、プリンスのインタビューが載っててPC+DAWでの作曲について「昔からつまみをいじって曲を作ってきたから違和感はない(ドヤア)」みたいなことを言っていたのを思い出した。
プリンスが時代の先を行っていたのは間違いない。「I Would Die 4 U」という曲では「強弱の無いハイハットの16分打ち」が聴けて、音のバランスはちょっと違うけど、2000年くらいのR&Bのアレンジだよなあと思ったりする。
プリンスはドラムマシンを使用してのファンクが特徴的で、現在のR&Bとかソウルでのドラムマシンの存在感を考えてみると、まさにアーリーアダプターだ。
プリンス以外も
そこで思い出すのがスライ・ストーンで、Africa Talks Youなどではドラムマシン(当時はリズムマシン?)を大々的にフィーチャーしたりしていた。彼もまたアーリーアダプターだったと言えよう。
ビートルズはムーグ・シンセサイザーやメロトロンを活用していたし、マイルス・デイビスはいやがるピアニストにむりやりエレクトリック・ピアノを弾かせたらしい。もちろん、今ではシンセサイザー、サンプラー(メロトロンはサンプラーの一種だと思う)、エレピは定番の音色だ。
大物=アーリーアダプターが多い?
ここまで見てくると、大物にはアーリーアダプターが多いような気がしてくる。
しかし意地悪な自分は逆の発想もしてしまう。「大物でないアーリーアダプターは、理解されなかったのではないか?」という疑問だ。
固定客がいないとアーリーアダプターは生き残れない
その可能性はある。
例えば新楽器をうまく使った曲を作ったとしても、その作曲者がすでに「固定客」を掴んでいなければ、変な音だとして素通りされてしまうのではないか。
プリンスがあれだけ挑戦的になれたのは、彼を殿下と慕う熱狂的なファンがいたからでは?
そういえばポール・サイモンの「サウンド・オブ・サイレンス」は、最初は鳴かず飛ばずだったということだ。ボブ・ディランのフォークロックブームのあとにフォークロックアレンジにしたら売れたらしい。
失礼な話だがもし仮に、ポール・サイモンではなくディランがサウンド・オブ・サイレンスを書いていたらあっさり売れたのかもしれない。ディランはすでにポジションを確立していたから。
今も世の中にはたくさんのアーリーアダプターがいて、理解されずにくすぶっているのかもしれない。というか、そんな気がする。
まとめ
ここから言えること。
- 誰かのファンになることは無駄ではない。ファンになった対象を後押しするだけでなく、彼の挑戦も成功に導くことができる。
- アーリーアダプターとして成功したければ、まず大物にならなくては。ということはワンテンポ遅れるから、すでに大物でありアーリーアダプター的な性格の人にはどうしてもかなわない。
自分についていえば、どう見ても大物ではないから、まず大物になるフェイズからだ。…生きてるうちに間に合うだろうか。
はてなブログに出戻ってきた
現況
自分の志向としてなんかもう全部自分でやりたい癖というのがあり、ミキリハッシャターミナル http://mikiri.me/ というサイトを作ってWordpress入れてテーマを弄って遊んでいた。
それは楽しかったのだけれど、見てくれるユーザーが少ないというかほぼツイッターからのアクセスしか無かった。月50PVくらい?
翻ってミキリハッシャブログ(当ブログ)は、放置していたにもかかわらず月300PVくらい? のアクセスがあったようで、それにさっき気づいて愕然とした。
やはりはてなにははてな独自の固定客がいて、まあ良い悪いはあるにせよ見てもらえるのははてなブログの方なのかなあと思った次第。
逡巡
とはいえ、自分の志向としてなんかもう全部自分でやりたいのは確かであり、はてなブログのカスタマイズ性をしらべたら「スタイルシートまではいじれる」というある種の壁があるようでどうしようかな〜と思ったが、
いろいろ迷った結果「書く」のはここ(ミキリハッシャブログ)、Webデザイン的な実験はローカルなりミキリハッシャターミナル、「音楽」はニコニコとYouTubeとSoundCloud、つぶやきはツイッターという分担制が良いかなあと思ったので、そうしてみることにした。
以前はいろいろ手を広げすぎた反省からミキリハッシャターミナル(ターミナル=終着駅)に落ち着こうとしていたわけだが、また手を広げる方向に舵を切ったわけだ。
今後
定期的に更新できたらいいなあと思う(断言はしない)。
「音楽」がニコニコ、YouTube、SoundCloudとちょっととっちらかっているのでなんとかしたいが、ボカロ=ニコニコという図式はまだ崩れてはいないようで難しいかもなあ。
アマゾン・ビデオ・ダイレクト(Amazon Video Direct(AVD))に楽曲を投稿したのでうろ覚えメモ
始まった
アマゾン・ビデオ・ダイレクト(Amazon Video Direct(AVD))が始まった。新しもの好きの見切り発車Pとしては一つ試してみようと曲の動画を投稿したので、参考までに書いておく。
今回登録したもの
このブログの管理人はボカロPをやっているので、Niconicoに投稿した動画をふたつほどこちらに回してみた。動画とはいえ静止画に歌詞だけ出るやつで、作るのは簡単。たぶんAmazonプライムビデオの中で一番しょぼいと思う。
まずは登録
https://videodirect.amazon.co.jp/にてユーザー登録する。
自分はもう登録してしまったのでスクショを用意できないのでアレだが、
アマゾンビデオダイレクト(amazon video direct)早速登録してみた。 - 時期尚早
Amazonビデオダイレクトのアカウント作成と動画投稿の注意点いろいろ
あたりのブログさんが参考になる。
というか、公式のサポートが貧弱な気はする…
登録でのハマりどころ
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- .co.jpと.com
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アマゾン・ビデオ・ダイレクト(Amazon Video Direct(AVD))の登録先URLは、.co.jpと.comがある。
自分はたまたま.comのアカウントを(AmazonWebサービス目的で)持っていたから.comで登録できたのだが、.co.jpのアカウントを持っている人は.co.jpで登録しないといけないようだ(未確認)。
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- 税金について聞かれるのでビビる
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プロフィールの登録が終わると、銀行口座の登録。そしてそのまま流れで税務情報まで聞いてくる。Amazonさん大胆。
幸い、アンケートに答えることで税金の扱いをどうするかチャート的に決めてくれる。とは言え、事前に覚悟して予備知識を仕入れておいたほうがいいのは確かだ。
ここまでで登録終了
けっこうたいへんだった。特に半角英数字しか使えない件は、エラーメッセージの出し方を工夫すればすぐそれとわかるはずなので改善を期待したい。
いざ投稿!
登録が完了するとダッシュボード(アクセス数などの情報を一覧できる)に飛ばされる。そのページのわかりやすいところに「あなたのビデオ」というリンクがあるのでそこをクリックするとビデオの管理画面。さらに「タイトルの追加」とたどることで動画投稿画面に行ける。
ユーザーがメインで使用するであろうこの部分のUIはわかりやすい印象。投稿がらみのわかりづらさでユーザーが減ってなければいいけど…。
まずはダイアログ形式でタイトル(題名・商品名)、カテゴリ(自分の場合ミュージックビデオ)、言語(自分の場合日本語)を選択。
すると動画の詳細を入力する画面につく。まだファイルをアップしていないのに? そう、動画の投稿よりも情報が先に来るのだ。ここ、ファイルのアップを先すれば動画のタイトルとか自動的に読み込めていいんじゃないかという気はするが、なんか考えがあるんだろう。
とにかく詳細項目を埋めていけばOK。項目の一つとしてファイルをアップする場所もある(メザニンファイルと呼ばれている)。
投稿でのハマりどころ
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- キーアート
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キーアートとはいわゆるサムネイル、Amazonで検索した時に最初に見える画像になる。アマゾン・ビデオ・ダイレクト(Amazon Video Direct(AVD))の場合は、YouTube,Niconicoのように動画ファイルの中の任意の一瞬をサムネイルにするのではなく、別個の画像ファイルを用意する形式になっている。
まあ特にこだわりがなければ動画の任意の一瞬を静止画にして書き出せばいいと思う。16:9のファイルの場合は。
そう、必要なファイルは2種類(他、オプションでもう1種類)あり、そのうちのもう一つは3:4という厄介なサイズなのだ。縦が4で横が3。
画像加工ソフト(Photoshopなど)が無いとこれだけでけっこう大変だと思われる。
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- キーアートその2
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自分の場合、16:9も3:4も動画にする前のファイルを持っていたのでそれを使ったのだが、ここで落とし穴。動画サイズはNiconicoのサイズに合わせていたので、それをそのまま使うと「画像が小さいですよ」というエラーが出る。後述するがアマゾン・ビデオ・ダイレクト(Amazon Video Direct(AVD))は更新の反映に時間がかかるので、エラーは極力つぶしておいたほうがいい。単に16:9を用意するのではなく「1920x1080 」を。3:4のほうは「1080x1440」を用意するようにしたい。今回の記事で言いたかったのは実はここである。「1920x1080 」と「1080x1440」な!
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- 字幕
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個人的にプロフィール登録での半角英数字、キーアートでの3:4と並んで難関だと思うのが字幕を用意する必要があること。動画に埋め込むのではなく、外部ファイルとしてアップする必要がある。
字幕はsrtという形式がテキストエディタでも作れるのでいいかなと思う。
上記の画像のように、字幕番号(?)、時間、字幕の内容を改行で区切っていれていけばいい。
ちなみに、英語であることを要求される。自分の場合翻訳サイト丸写しで凌いだが、それは音楽がメインだからできることで、しゃべる内容が重要な場合この字幕ファイルは鬼門になりうる。
投稿も済んだら反映を待とう
投稿が済んだらやがてAmazonの検索に引っかかってみれるようになるのだが、最低3日はかかる模様。
3日である。YouTubeのスピード感とはかなり趣が異なる。
まあ逆に言えば住み分けになっていいかなあと思うが、さきほど書いたように何かエラーが出て、それを修正するのも3日ぐらいかかる。登録は遅くてもいいからそこは早くして欲しかった…
それで反映されたのがこの動画。
リンクを踏んでくれた人だけ気づく事実だが、サムネの画像と中身の画像が異なる。うっかりミスで違う画像をアップしてしまったのだがその修正待ちという状態。3日ぐらいかかると思われる。恥ずいので早く直してほしい…
総評
アマゾン・ビデオ・ダイレクト(Amazon Video Direct(AVD))はYouTubeとの比較で語られることが多いが、実はそちらとは結構感触が違う。事前準備をしっかりした、ガチビジネスの人が想定されていそうだ。
現段階では説明不十分な感があり、字幕やキーアートなどの用意も大変。よって初期のアマゾナー(アマゾネス)はわりとプロに近い部類のアマチュアの人が多くなるのではないか。自分もNiconicoへの投稿でけっこう動画慣れはしていたつもりだが、面食らう場面も多かった。
向いているのは瞬発力よりもきっちり作りこみ、一作あたりに多くの熱量をかけられるタイプの創作だろう。例えば、「映研が年に一度の自主制作映画を作る」とした時、上映会などを行うのと平行してアマゾン・ビデオ・ダイレクト(Amazon Video Direct(AVD))で売ればいいと思う。
あとはアマゾン・ビデオ・ダイレクト(Amazon Video Direct(AVD))という呼称がややこしいので早くなんか愛称が生まれるといいなあ。
人を殺してはいけないのは「人間原理」のせいなのか
この記事を思い立ったのはphaさんの日記(豚は殺してもいいけど犬は殺しちゃいけないのか - phaの日記)をニュースアプリで見かけたのがきっかけだが、本筋はあまりそことは関係ない。
「人間原理」という言葉をご存知だろうか。Wikipediaによると、
人間原理(にんげんげんり、英語: anthropic principle)とは、物理学、特に宇宙論において、宇宙の構造の理由を人間の存在に求める考え方。「宇宙が人間に適しているのは、そうでなければ人間は宇宙を観測し得ないから」という論理を用いる。
だそうである。
例えば、宇宙が始まった時に温度に「むら」があったという。そのむらがまわりまわってエネルギーになり、原子になり、ひいては人間になったという。
上の説明は大雑把だが、とにかくなぜむらがあったのか。別に均一な宇宙でもいいではないか。
そういう問題の答え方として登場するのが人間原理だ。この場合、むらが無かったら人間は誕生していないはず。なので人間が宇宙を観測する時、その宇宙には必ずむらがある。
同様に、
- なぜ宇宙は幅、高さ、奥行き+時間の4つで構成されているのか。
- なぜ地球はこんなにも生命に適した環境なのか。
といった質問にも人間原理で答えられる。そういう環境じゃなかったら、今あるような人間は生まれてこなかったので、人間が生まれている以上、今ある環境なのは当然だという論法である。
さて、人間原理についてわかったところで、それが「人を殺してはいけない問題」とどう関係するのか?
こういう筋道が立てられるのである。
- 過去には「人を殺してはいけない村」と「人を殺していい村」があった
- 後者は殺し合いで滅び、前者はまあ軋轢はあるにせよ生き残った
- 今現在、人を殺してはいけない文化が多数をしめているのは、「人を殺してはいけない村」でないと生き残れないからである
なかなか説得力のある説だと思う。しかし自分はこの説に賛成できないのだ。
まず、現在において人を殺してはいけない理由を見てみよう。
ツイッターに書いたことと重複するが、こういう流れだと思う。
- 人間は本来的に自由な生き物である。そして自由の侵害は許されない
- 殺人は究極の自由性の侵害である。から許されない
- 殺人にカウントされない殺人として、「戦争での殺人」や「正当防衛」がある
- 戦争での殺人は許容される(戦争がいいと言ってるわけではない)。それは、兵士たちがみな「国を守るため、危険に身を投じる」という同意のうえに戦闘を行っているからだ
- 戦争で民間人を殺すことは許されない。民間人には同意がないからだ
- 正当防衛が許されるのは、先に自由を侵害しようとしたのは相手側だという理由だろう
つまり殺人が許されないのは、人間が本来的に自由だからだ。自由を守るために殺人の自由を捨てたのだ、というのが自分の考えである(ちょっと社会契約論っぽい)。
さて、問題は、その本来的自由がどこから来たのかだ。
先の「人間原理」が成立するなら、つまり殺人が許されないのは殺人者の村が滅んだからだとするなら、本来的自由は「自然選択」によるものだということになる。
つまり、進化論と同様、「たまたま」人を殺さない人類が生き残ってきたことになる。
「たまたま」じゃ嫌だ! と思ったのだ。
しかしたまたまではなく、必然的に人間は自由なのだ、と唱えるのは難しい。
というか、宗教の領域に入ってしまう。
つまり、神が人を今あるように作られたなら、人間の自由さや人を殺すことをタブーと思う態度などは神の意志ということになり、必然的だということになる。
しかしそれじゃ、神様の、言い方は悪いが「気まぐれ」になってしまう。「たまたま」とそう変わらない。
それも嫌だ! と思ったのだ。
ここまで記事を書いておいてなんだが、自分はまだ解答を用意できていない。
人を殺さない理由である(と自分が思う)人間の自由を尊重する態度は、偶然の産物なのか。人間原理の賜物なのか。
それとも、何か理由があって、必然的なものなのか。
これからも暇なときに考えてみようと思う。
ギターでのコードプレイは2つの要素の組み合わせで覚えようぜ
ちょっと思いついたので、ギターのコードの押さえ方を。
ギターで曲を弾く場合どうしてもコードというのが出てくる。でもコードはいろいろあって、その中での押さえ方もまたいろいろある。覚えるのが大変という向きもあるのではないだろうか。
そこで問題を簡単にするために、押さえ方を「ポジション」と「フォーム」の2つの要素の組み合わせに分割して考えようという記事を書こうと思う。
例えば、A♭m7を弾きたいとする。
この場合、まずポジションから考える。
ルート音のA♭の音がある位置を探すのだ。
6弦なら4フレット、5弦なら11フレットになる。
(とりあえずは6弦と5弦だけ考えればいいと思う)
ここでは6弦4フレットを選ぶ。
次にm7のフォームを考える。
6弦ルートのフォーム(Eフォーム)で、m7を押さえるならこういう形になる。
あとは2つの要素を組み合わせる。
6弦4フレットの位置に、上の表のRを合わせて押さえるとこうなる。
これでA♭m7が押さえられたことになった。
頻出するすべてのコードフォームを暗記する「暗記型」や、
A♭、C、E♭、G♭をその都度計算して押さえる「計算型」と並べると、
この覚え方はその間に位置する。
頻出する押さえ方(フォーム)は暗記して、それをポジションに応じてスライドさせると結果が導かれるという、暗記と計算のハイブリッドがこの「2つの要素で覚える法」の特徴だ。
長所は、対応力の高さ。6弦ルートのEのフォームの場合、ローコードのEでいろいろ実験してそのままスライドすれば12音すべてを同時に覚えたことになる。
短所は、オープンコード(開放弦混じりのコード)の記憶にはちょっと向かないかもしれない。
さきほど6弦ルートと5弦ルートだけでとりあえずいいというようなことを書いたが、4弦ルート、3弦ルート、2弦ルート、1弦ルート(6弦ルートと事実上同じ)の4つのパターンにも対応しておくといいことがある。
具体的には、ソロを弾く時にいい。
例えばA→C#m→D→Aというコード進行の上でソロを弾く場合、
Aを
このフォーム(4弦ルートのメジャー)
C#mを
このフォーム(3弦ルートのマイナー)
Dを
このフォーム(3弦ルートのメジャー)
Aを
このフォーム(2弦ルートのメジャー)
などというふうに、コードフォームを想定しながら音を出すことが可能になってくるからだ。
もちろんペンタトニックの乱れ弾きみたいなソロもいいけど、コードフォームに則ったソロもいいよ!
RPGツクールMV 進捗その1
気が向いた時にツクールの進捗を報告するコーナー!
今日は↓のような処理をするイベントコマンドを作ったよ。
(変数a)番のキャラクターに(変数b)番のステートを与える
なぜこの処理が必要なのか。それには今作っているゲームを説明しなければなるまい!
今回作っているゲームは普通のステート(毒とか、防御力アップとか)とは別枠でいわば「強力なステート」を設定している。
それ一個で戦局がガラッと変わるほどの威力をステータス異常に持たせたいのだ。
今のところその強力なステートは、MPとは別のリソースを使って発動することになっている。
そこで目にしたのがこれ(新機能活用講座|RPGツクールMV)。テレポート場所を「隠しアイテム」で管理している。
それに習い、使用可能なステートを「隠しアイテム」として所持、選択したらそのステートになる、というイベントを作ることになった。
つまり冒頭に書いたイベントである。
ところが。
デフォルトのイベントコマンドでは「(変数a)番のキャラクターに(変数b)番のステートを与える」ことができない!
↑のように、(変数A)番のアクターに「ノックアウト」「毒」「睡眠」…etcを与えることはできるが、(変数A)番のアクターに(変数B)を与えることはできないのだ。
ここから苦闘が始まった……。
おおまかには次のような処理をしたよ。
・使用するステートを選択(上に書いたように、隠しアイテムを使った)
・選んだアイテムIDが0だったら、もう一回。
・0じゃなかったら、「$dataItems[先ほどのID].name」を変数に格納($dataItems[ID]の中にアイテムの情報がある)(変数には実は文字列も入る)
・「(さっきの変数)を使用しますか」と聞いて選択肢
・イエスなら、「\p[1]」「\p[2]」「\p[3]」「\p[4」」の4つの選択肢(\p[数字]でパーティのメンバーの名前が入る)
・「\p2」が選択された場合、パーティが2人いるかチェック。\p3なら3人いるかチェック。
・いたら、選択キャラは「$gameParty._actors[(番号)]」($gamePartyにはパーティの情報がある)
・これで「($gameParty._actors[(番号)])番のアクターに($dataItems[先ほどのID].name)を与える」処理をすればいいのだが、アクターにステートを付与するスクリプトがうまく動かず。
・しかたなく、力押し。ステートの数だけ条件分岐することに。
いやー疲れた。
でも特殊なシステムはこのステートまわりだけだから、たぶんあとは楽なはず。たぶん……。