サブスクとフィジカルの違いはAWSとレンタルサーバーの違いに少し似ている

あらまし

徒然なるままにはてなを見ていたらこんな記事が新着していた。

anond.hatelabo.jp

それによると1再生1円未満が多い。

自分もサブスクで楽曲を配信しているので、

脊髄反射的にこんなコメントを投げた。

サブスク系音楽は1再生でいくら払われるのか

ボカロ曲を各種サブスクに配信している俺の出番。89再生の曲が$0.25で44再生の曲が$0.24なのでスキップ率とかそういうのも計算されてるっぽいよ/訂正スキップ率じゃなく同一ユーザー(ロシア?)の再生が相対的に安く

2019/01/08 20:36

b.hatena.ne.jp

まず自分が使っている、SpotifyやAppleMusicとの仲介というか登録代行をするサービスであるところの、LANDR( https://www.landr.com/ja/ )に赴き、

89再生の曲が$0.25、44再生の曲が$0.24だという事実に気づき、それをコメントした。

 

その後LANDRの収入状況みたいなページから自分の曲の視聴状況の詳細が書かれたCSVを落とし、

それによると89再生の曲は同一ユーザーが多くかけていたっぽく(ロシアと思われるストアを通していたので同一と判断)、

同一ユーザーの再生は安めに査定されるのかなと思い訂正を書いた。

 

が、訂正もあってるかどうかわからない。

 

厳密さ=分かりやすさではない

Spotifyなどサブスク勢は、おそらく厳密に金額を査定している。

ときどきサブスクがあまりにもマージンを取っているとしてアーティストが楽曲を引き上げるニュースを見るので、

なおさら間違いがないかどうか入念なチェック体制を敷いているはずだ(はずだ)。

 

しかしその厳密さが、人間の理解できる力を超えてしまったとき、

なんかわからんけど収入はあるみたいだしいいや、みたいな、怠惰な関係になってしまう。

自戒だがこれはよくない。

 

自分はこの支払いのCSVを見て、

AWSの料金体系を連想した。

AWSAmazon Web ServiceはWebで何か運用しようと思ったときのデファクトスタンダードだが、

料金体系は従量課金制で、とても分かりやすいとは言えない。

一般的なレンタルサーバーのように、一月いくら、ではなく、

使ったら使ったぶんだけ支払うという形式なのだ(一部除く)。

そして複雑だ。

 

ここまでのまとめ

サブスクやAWSは、

厳密で(おそらくは)公正な料金体系を作っているが、

厳密さゆえに理解力が追いつかない。

 

それゆえの問題

作曲側・Web管理側でさえそうなのだから、

リスナー側・ユーザー側からはますます不透明だろう。

そう、不透明なのだ。

厳密で、公正なんだと信じてはいるけど、

公正だと言い切れない不透明さ。

ここを解決しないとサブスクにも暗雲が漂うのではないか。

 

解法

  1. 我々がもっと賢くなる。
  2. 諦めてSpotifyAmazonの管理に安穏と暮らす。
  3. AI秘書がばーんとやってくれる。