SF的な遠未来での音楽は光を操作なんてしないがエキサイティング

発端 

ごく遠い未来の演奏において、光と音を自在に操って…みたいな音そのもの以外のパワーアップを持ち出すSFがわりとある気がするが(火の鳥のムーピーとか、ファウンデーションもそうじゃなかったっけ)、音楽は音楽としてパワーアップしてほしい。あるいはパワーアップしなくてもいい

— ミケさん氏(見切り発車P) (@mi_ki_ri) December 3, 2018

 

調べたところ、

ファウンデーションのは「ヴィジ・ソナー」という楽器だった。

これは一つの典型で、未来においては音と光をセットで操縦するのが音楽だよ、という風潮はあると思う(あると思う)。

しかし自分としては、音楽には「音」のフィールドにとどまったまま進化してほしいと願う。

 

遠未来の音楽事情1. みんな作れる

遠未来においては、音楽は誰もが作れるようになっていると思う。

音楽には楽器が必要だが、

昔はトッププロとアマチュアが同じ楽器を使うことは困難だった。

それは今も同じだが、その垣根は低くなってきている。

何万ドルとした巨大なシンセが、今は同等のものが300ドルくらいになっている(たぶん)。

ギターにしても、いわゆる激安モデルの質は、だんだん上がってきているようだ。

そしてDTM

スタジオで作業するという大掛かりでもありハードルが高かった作業を、自宅で完結させることも可能になった。

もちろんプロの技とは違うし、スタジオの道具とも違うが…

大雑把に言って、音楽づくりのハードルはどんどん下がってきている。

みんな音楽しようと思えば、ほにゃららをインストールする(3秒)だけで環境は整う、

そんな時代が来るはずだ。

 

遠未来の音楽事情2. 技術の向上

遠未来においては、音楽は手を出しやすい趣味になっている。

よって(ゲームとかライバルが強力でも)プレイ人口は多いはず。

さらに技術の蓄積。

バロック時代あたりから現代から近未来から遠未来までのライブラリが

誰でもアクセス可能な状態で置いてあるはず。

全然様式の違う音楽でも、飲み込みやすくレコメンドしてくれるプレイリストがたくさんあるはず。

なので、遠未来の人々の作る音楽は、信じられないほど研ぎ澄まされた作曲技術を駆使してくるはずだ。

どんな曲なのか聞いてみたい。

 

遠未来の音楽事情3. 需要のされ方

そういう高い技術と広い見識を兼ね備えた音楽超人は、

どういう感じで曲を作るのか。

一方の想像、個人的な音楽制作は、予想がつく。

今でも結婚式でなんかバラード曲を歌ったりする風習があるが、

あれをさらに進化させ、

なんかあると曲を送るように社会がなっているはず。

平安時代みたいに。

今日はほにゃららちゃんの5歳の誕生日か。よし、曲を作ろう。

今日は結婚して3年目の記念日だからデュエットしよう。

そういうカジュアルな音楽は今の比較にならないほど広がっているはずだ。

問題はポップ・ミュージックのほう。

遠未来のマスがどうなっているのか想像がつかないし、

そこで売れたり売れなかったりとかやってるのかもちょっと分からない。

まあ、人間ってあまり変わらないものだから、

再生数が〜とかで一喜一憂しているのかもしれない。