DADGADのことをすこしりかいした

DADGADとは

ギターのチューニングの一つ。

いわゆる一般的なチューニング(レギュラーチューニング)は、

低い弦からEADGBEという並びで音を合わせる。

そこでDADGADはDADGADというふうに合わせるのだ。

変則チューニングの異端児

変則的なチューニングの中で、メジャーなのはオープンG,オープンDなどのオープンチューニング。

これらは解放または同じフレットをセーハしたときにちょうど協和音が出るように設定されている。

例えばオープンGなら、低い弦からDGDGBDなので、ソシレ、Gの和音が鳴る。

その観点からDADGADを見ると、全弦開放時レソラ、Dsus4がなってしまう。

つまり、すべての弦を押さえただけでは(通常の)コードはならない!

じゃあどう使うのか

変則チューニング=オープンだろうという頭で入ってしまったのがいけなかった。

DADGADは、マイナーペンタの乱れ弾きに向いたチューニングだったのである。

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これを見ての通り、DADGAD上ではルートのあるフレットとその3フレット先を弾けばマイナーペンタが完成する。

Aが2音連続している点、低い方のオクターブはGの音がない点には気をつけよう。

Aが2音連続している点はむしろ味のある演奏に昇華できそうな感じもした。

さらに今回図にしなかったが5フレットあたりのポジションもペンタに向いてる感じだった。

DADGADはむしろソリストむけのチューニングだったのだ。

とはいえ

単にソロを弾くだけなら弾き慣れたレギュラーの方がいいだろうから、

DADGADの和音感も活かしつつあいまに単音でオカズを入れるスタイルがいいやもしれぬ。

イメージ的にはニール・ヤングみたいな。