好きな音楽アルバムについてふぁぼが無くとも語る

前説

ツイッターで #ふぁぼされた数だけ自分の好きなCDアルバムを紹介する というハッシュタグがあったので、

思わず自分も便乗ツイートしたのだが、思ったよりふぁぼが少なく語りきれなかった。

いや、ふぁぼが少ないのではなく、むしろ語りたい気持ちが大きいのだと言えよう。

そこでブログですよ!

ブログなら語り放題!

ということでこの記事は好きな音楽アルバムについて適当に語る記事です。

 

取り上げているアルバム

  1. Keb' Mo' / The Reflection

  2. Simon & Garfunkel / Bookends

  3. Nick Drake / Pink Moon

  4. Van Morrison / The Healing Game

  5. x / Ed Sheeran

  6. Curtis Mayfield / Curtis/Live!

  7. Miles Davis / On the Corner

 

 

Keb' Mo' / The Reflection

ブルースなのだが、ブルースに似合わぬリズムのありかたというか、他ジャンルの(ヒップホップとかR&Bの)エッセンスを感じるバッキングに乗せてブルージーなボーカルとギターが紡がれる。

特に違いを感じるのはドラムで、伝統のブルースのドラミングも好きなのだが、やはり今の耳にはこういうスネアドラムの位置が聞きやすいのだと思う。

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Simon & Garfunkel / Bookends

あまり「時代背景」とかを意識せずに音楽を聴いているのだが、このアルバムの冒頭はちょっと聴いただけでそれとわかるサイケの時代。

そう思って聞くと「Old Friends」あたりはビートルズ「エリナ・リグビー」の室内楽ストリングスに対するポール・サイモンの回答のような気がしてくる。

ただ別にサイケを意識せずとも聴ける作品であり、後半に入っているヒット曲たちの弾けるようなエネルギーはすごい。

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Nick Drake / Pink Moon

このアコギの微妙な陰影。憂鬱な音ではあるのだがブルースのブルーとは違うし天国への階段あたりの重苦しい憂鬱とも違う。

たぶんテンションコードが山盛りになっている。テンション音はすなわち不協和音であり、ニック・ドレイクは不協和音を操るのが実に巧みだ。

なにげにボーカルも好きだったりする。テンション使いが上手で味のあるボーカル、ということでジェームズ・テイラーと近い気もするのだが、ニック・ドレイクはもっと影が濃い。

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Van Morrison / The Healing Game

ヴァンはまたヒーリングについて歌ってるのかよ、って感じなのだが、いいものはいい。

ヴァン・モリソンのこの時期は個人的にスマッシュヒット連発の時期で、実際この辺りの時期で2枚組アルバムも出しているから調子が良かったんだと思う。

で、そんな調子のいい時期の中の一つ。

楽曲もほどよくバラエティに富んでいて、演奏もピアノを始め素晴らしく、ヴァン・モリソンのボーカルは神がかっている。

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x / Ed Sheeran

実力派ならではの大ボリューム。

先ほどのヴァンのアルバムでは、「ほどよくバラエティに富んで」いることを褒め言葉として使った。

この加減が難しく、全部同じような曲調でもダレるしバラバラすぎても聴き疲れする。

その隙間のほどよい加減を、狙って突くのは難しい。ヴァンもエド・シーランもおそらく狙ってはいない。

それでもほどよくなるのが、なんかこう実力の証的な…?

特にこのアルバムは、ラップ・ヒップホップに影響を受けつつもポップな弾き語りをするという基本線の中で色々と変化がついており、すごいなと素直に思う。

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Curtis Mayfield / Curtis/Live!

このしなやかで力強く、奥ゆかしくも心沸き立つグルーヴ感。

ライブ盤はあまり聴かないのだが、これだけはスタジオアルバムより聴いてる(はず)。

ドラムの人が神がかっており、カーティスの声もよく、曲もぱっと聴き同じ演奏に聞こえるけどよく聞くと曲の旨味を活かしている。

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Miles Davis / On the Corner

なんか変というか異常なテンションで全然ついていけないのだが、ついていけないのが悔しくて何度も聴いてしまうという恐ろしい一枚。

冒頭に入っているOn the Cornerという曲がいけないのだ。濃い曲が揃ったこのアルバムの中でもひときわ濃い。

アルバムジャケットのせいか、インドっぽい。カレー。

Black Satinあたりはわりと聴ける。On the Cornerは鬼門。でも聴いちゃう悔しいビクンビクン

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