最近自分の中で流行りの作曲方法、プラマイ2フレット法

プラマイ2フレット法とは

プラマイ2フレット法をご存知だろうか。

ここで知っているという人がいたらびっくりするのだが、プラマイ2フレット法は最近自分が編み出したギターでの作曲方法である。

具体的には、最初に押さえたコード(なんでもよし)からポジションを動かさずに(2フレットまでなら可)パターンを作る。

プラマイ2フレット法の例

例えば、最初のコードがE9だったとする。わりとカッティング向きな押さえやすいコードだ。

f:id:mi_ki_ri:20170113215550p:plainE9の図

その場合、最初に押さえたコードのルートは(5弦の)7フレットだから、5フレット〜9フレットの間でコードのパターンを作るのだ。

さらにこの場合、ルートを薬指で押さえているから、5フレットルートを人差し指で押さえるコードならポジション移動がさらに少ない。例えばAだ。

f:id:mi_ki_ri:20170113215859p:plainAの図

(逆にルートを人差し指で押さえるタイプだった場合、次のコードを中、薬指で押さえるものにすればポジション移動が少ない。このパターンも頻出)

E9→Aと来たのでF#m7onB→E9と戻ってみよう。これを1パターンとして曲を書いていくのがプラマイ2フレット法だ。

E9--A---F#m7onB-E9
x---x---x---x
7---5---7---7
7---6---6---7
6---7---7---6
7---x---x---7
x---5---7---x

長所

この方法の長所は、何度も言うようにポジション移動が少ないことである。

このことは弾き語りをやりやすくするだけでなく、「音の高さが揃う」という利点も兼ね備える。

例えば上記のコード進行でも、一番高い音(トップノート)が7,5,7,7とあまり動いていない。

これが聞こえを滑らかにする。

また別の長所として、普通にやっていてはあまり出てこないテンションなどの響きを得られる。制限することで逆にアイディアを生み出すのだ。

短所

短所は制限があることである。これは長所でもあり短所でもある。

あまり自由奔放なコード進行は出しにくい。ジャンル的にはロックやポップスよりも、ブルースやファンクに向いている。

まとめ

プラマイ2フレット法、一度試してみるくらいならいいんじゃないでしょうか(気弱なまとめ)。