オープンDチューニングのトリセツ(ギター)
最近ハマっているアプローチが、開放弦を鳴らしっぱなしにしながらハイコードをリズミックに弾く弾き方。
例えば上のような押さえ方。◯のついた開放弦(A,E)と△も一緒に(低いE)ならすと全体でA(omit3)めいた雰囲気がする。そこに5,4,5と書いた部分(Emの構成音)を加えるとAのセブンス系列のブルージーでオシャレな音になる。この押弦部分をリズミカルに弾いたりブラッシングしたりするわけだ。
で、せっかく開放弦を使うのでオープンチューニングを試してみよう、とまずはオープンGチューニングを試した。
そして意外なことに気づく!
1,5,6弦を開放のまま、2-4弦でリズム弾きをする場合については、スタンダードチューニングもオープンGも変わらない。
そういえばいわゆるGフォーム
の場合も、2-4弦は開放だった。つまり、もともと2-4弦はGの和音の構成音であった。
だからオープンGにしても、2-4弦の並びは変わらない。よって、2-4弦を使ったテクニックはそのまま流用できる。
これはいいことを知った。
(上:同じフォームのフレット違いが通用するの図)
でもそれじゃああんまり劇的な変化は訪れないなあ、ということで今度はオープンEにしてみた。
オープンEの場合も、例の並び…スタンダードで培ったフォームがそのまま適用できる弦の並びは存在することが判明。
それが3,4,5弦だ!
3弦=3度、4弦=ルート、5弦=5度という、3R5の並びがスタンダードチューニングでの「Gメジャーから見た」2,3,4弦と一致。
つまりスタンダード/オープンGで2-4弦でやれていたことはオープンEでは3-5弦でできる。
喜んでいろいろと押さえ方をいじっているうちに、オープンEは10Fあたりに美味しい部分があることが判明。
(上:10Fあたりに重要げな音がたくさんある図)
それならチューニングをオープンDにしてしまって、「美味しい部分」の位置を調節しよう。
というわけでオープンDに辿り着いた。
オープンDでは、オープンEと同様、3-5弦でコードフォームを作る奏法が可能。
さらに、キーをEにすることで、開放弦と2Fを行ったり来たりすると先の「重要げな音」を簡単に出せる。
これはもう、オープンDにするっきゃないですよ。
というわけで次の曲はきっとオープンD。