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メジャースケール以外のダイアトニックコード(作曲)

音楽

今回はダイアトニックコードについて。

しかしダイアトニックコードについて語るにはスケールについて語らねばならない。まずスケールの説明をしようと思う(素人ながら)。


現在、1オクターブの中には半音違いの音が12個あるが、12個をテキトーに使用しているだけではいい感じのメロディにならない。普通、スケールというものを「想定」して次の音を選び出す。

スケールの中で一番身近なのがドレミファソラシドのメジャースケールで、ドレミファソラシドの音階を行ったり来たり、跳躍したりしてメロディを作るのが一般的だ。

メジャースケールを使った曲は長調とも呼ばれて、普通に使えば明るいような感じになる。長調に対するに短調という言葉を聞いたことがあるかもしれないが、この短調がマイナースケールにあたり、ドレミ♭ファソラ♭シ♭ドで構成される。


ダイアトニックコードは、このスケールの音から選んだ音程で作った和音を指す。

和音は普通、1度(主音)、3度、5度(と7度)で作られる。例えば、ド(1度)、ミ(3度)、ソ(5度)、シ(7度)と積み上げた和音、「Imaj7」がある。

メジャースケールは7音あるので、ダイアトニックコードも7つ存在する。

Imaj7(ドミソシ),IIm7(レファラド),IIIm7(ミソシレ),IVmaj7(ファラドミ),V7(ソシレファ),VIm7(ラドミソ),VIIm7-5(シレファラ)の7つが、メジャースケールに対応するダイアトニックコードとなる。


曲中でのメジャーコードやマイナーコード、あるいはマイナーセブンス♭5コードの使い分け方が分からない、という場合があるが、実際には使える音を最初に決め打ちして、そこからコードを導き出しているわけだ。


んで、今回の記事ではメジャースケール以外のダイアトニックコードを書き出してみようと考えた。前置きが長かったけど。

何に使えるかというと、実は性格の近い調のダイアトニックコードは、元の調のダイアトニックコードと混ぜて使える。そういうコードはある種のアクセントになる。

だからいろんな調のダイアトニックを把握しておくことで、普通のメジャースケールで曲を書いてるときに混ぜ混ぜする選択肢が増える。というのが今回の目的。


まずはマイナースケール。メジャースケールに次ぐ人気の調……、というか、実質メジャースケールかマイナースケールでたいていの曲はできている。

マイナースケール:ドレミ♭ファソラ♭シ♭ド

マイナースケールのダイアトニックコード:Im7(ドミ♭ソシ♭),IIm7-5(レファラ♭ド),▽IIImaj7(ミ♭ソシ♭レ),IVm7(ファラ♭ドミ♭),Vm7(ソシ♭レファ),▽VImaj7(ラ♭ドミ♭ソ),▽VII7(シ♭レファラ♭)


と、ここで、実はマイナースケールには他にもう2種類ある。和声的短音階旋律的短音階だ。

両方とも、普通のマイナースケールには存在しない、♭がつかないシの音を取り入れるために使われる。

和声的短音階:ドレミ♭ファソラ♭シド

和声的短音階のダイアトニックコード:Immaj7(ドミ♭ソシ),IIm7-5(レファラ♭ド),▽IIImaj7aug(ミ♭ソシレ),IVm7(ファラ♭ドミ♭),V7(ソシレファ),▽VImaj7(ラ♭ドミ♭ソ),VIIdim(シレファラ♭)

旋律的短音階:ドレミ♭ファソラシド

旋律的短音階のダイアトニックコード:Immaj7(ドミ♭ソシ),IIm7(レファラド),▽IIImaj7aug(ミ♭ソシレ),IV7(ファラドミ♭),V7(ソシレファ),VIm7-5(ラドミ♭ソ),VIIm7-5(シレファラ)


これらのダイアトニックから「借りてくる」ことで、長調の曲の中でもIVm7,▽VImaj7,▽VII7などが使えることになる。


……結構長くなったので続く!