アマゾン・ビデオ・ダイレクト(Amazon Video Direct(AVD))に楽曲を投稿したのでうろ覚えメモ
始まった
アマゾン・ビデオ・ダイレクト(Amazon Video Direct(AVD))が始まった。新しもの好きの見切り発車Pとしては一つ試してみようと曲の動画を投稿したので、参考までに書いておく。
今回登録したもの
このブログの管理人はボカロPをやっているので、Niconicoに投稿した動画をふたつほどこちらに回してみた。動画とはいえ静止画に歌詞だけ出るやつで、作るのは簡単。たぶんAmazonプライムビデオの中で一番しょぼいと思う。
まずは登録
https://videodirect.amazon.co.jp/にてユーザー登録する。
自分はもう登録してしまったのでスクショを用意できないのでアレだが、
アマゾンビデオダイレクト(amazon video direct)早速登録してみた。 - 時期尚早
Amazonビデオダイレクトのアカウント作成と動画投稿の注意点いろいろ
あたりのブログさんが参考になる。
というか、公式のサポートが貧弱な気はする…
登録でのハマりどころ
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- .co.jpと.com
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アマゾン・ビデオ・ダイレクト(Amazon Video Direct(AVD))の登録先URLは、.co.jpと.comがある。
自分はたまたま.comのアカウントを(AmazonWebサービス目的で)持っていたから.comで登録できたのだが、.co.jpのアカウントを持っている人は.co.jpで登録しないといけないようだ(未確認)。
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- 税金について聞かれるのでビビる
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プロフィールの登録が終わると、銀行口座の登録。そしてそのまま流れで税務情報まで聞いてくる。Amazonさん大胆。
幸い、アンケートに答えることで税金の扱いをどうするかチャート的に決めてくれる。とは言え、事前に覚悟して予備知識を仕入れておいたほうがいいのは確かだ。
ここまでで登録終了
けっこうたいへんだった。特に半角英数字しか使えない件は、エラーメッセージの出し方を工夫すればすぐそれとわかるはずなので改善を期待したい。
いざ投稿!
登録が完了するとダッシュボード(アクセス数などの情報を一覧できる)に飛ばされる。そのページのわかりやすいところに「あなたのビデオ」というリンクがあるのでそこをクリックするとビデオの管理画面。さらに「タイトルの追加」とたどることで動画投稿画面に行ける。
ユーザーがメインで使用するであろうこの部分のUIはわかりやすい印象。投稿がらみのわかりづらさでユーザーが減ってなければいいけど…。
まずはダイアログ形式でタイトル(題名・商品名)、カテゴリ(自分の場合ミュージックビデオ)、言語(自分の場合日本語)を選択。
すると動画の詳細を入力する画面につく。まだファイルをアップしていないのに? そう、動画の投稿よりも情報が先に来るのだ。ここ、ファイルのアップを先すれば動画のタイトルとか自動的に読み込めていいんじゃないかという気はするが、なんか考えがあるんだろう。
とにかく詳細項目を埋めていけばOK。項目の一つとしてファイルをアップする場所もある(メザニンファイルと呼ばれている)。
投稿でのハマりどころ
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- キーアート
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キーアートとはいわゆるサムネイル、Amazonで検索した時に最初に見える画像になる。アマゾン・ビデオ・ダイレクト(Amazon Video Direct(AVD))の場合は、YouTube,Niconicoのように動画ファイルの中の任意の一瞬をサムネイルにするのではなく、別個の画像ファイルを用意する形式になっている。
まあ特にこだわりがなければ動画の任意の一瞬を静止画にして書き出せばいいと思う。16:9のファイルの場合は。
そう、必要なファイルは2種類(他、オプションでもう1種類)あり、そのうちのもう一つは3:4という厄介なサイズなのだ。縦が4で横が3。
画像加工ソフト(Photoshopなど)が無いとこれだけでけっこう大変だと思われる。
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- キーアートその2
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自分の場合、16:9も3:4も動画にする前のファイルを持っていたのでそれを使ったのだが、ここで落とし穴。動画サイズはNiconicoのサイズに合わせていたので、それをそのまま使うと「画像が小さいですよ」というエラーが出る。後述するがアマゾン・ビデオ・ダイレクト(Amazon Video Direct(AVD))は更新の反映に時間がかかるので、エラーは極力つぶしておいたほうがいい。単に16:9を用意するのではなく「1920x1080 」を。3:4のほうは「1080x1440」を用意するようにしたい。今回の記事で言いたかったのは実はここである。「1920x1080 」と「1080x1440」な!
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- 字幕
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個人的にプロフィール登録での半角英数字、キーアートでの3:4と並んで難関だと思うのが字幕を用意する必要があること。動画に埋め込むのではなく、外部ファイルとしてアップする必要がある。
字幕はsrtという形式がテキストエディタでも作れるのでいいかなと思う。
上記の画像のように、字幕番号(?)、時間、字幕の内容を改行で区切っていれていけばいい。
ちなみに、英語であることを要求される。自分の場合翻訳サイト丸写しで凌いだが、それは音楽がメインだからできることで、しゃべる内容が重要な場合この字幕ファイルは鬼門になりうる。
投稿も済んだら反映を待とう
投稿が済んだらやがてAmazonの検索に引っかかってみれるようになるのだが、最低3日はかかる模様。
3日である。YouTubeのスピード感とはかなり趣が異なる。
まあ逆に言えば住み分けになっていいかなあと思うが、さきほど書いたように何かエラーが出て、それを修正するのも3日ぐらいかかる。登録は遅くてもいいからそこは早くして欲しかった…
それで反映されたのがこの動画。
リンクを踏んでくれた人だけ気づく事実だが、サムネの画像と中身の画像が異なる。うっかりミスで違う画像をアップしてしまったのだがその修正待ちという状態。3日ぐらいかかると思われる。恥ずいので早く直してほしい…
総評
アマゾン・ビデオ・ダイレクト(Amazon Video Direct(AVD))はYouTubeとの比較で語られることが多いが、実はそちらとは結構感触が違う。事前準備をしっかりした、ガチビジネスの人が想定されていそうだ。
現段階では説明不十分な感があり、字幕やキーアートなどの用意も大変。よって初期のアマゾナー(アマゾネス)はわりとプロに近い部類のアマチュアの人が多くなるのではないか。自分もNiconicoへの投稿でけっこう動画慣れはしていたつもりだが、面食らう場面も多かった。
向いているのは瞬発力よりもきっちり作りこみ、一作あたりに多くの熱量をかけられるタイプの創作だろう。例えば、「映研が年に一度の自主制作映画を作る」とした時、上映会などを行うのと平行してアマゾン・ビデオ・ダイレクト(Amazon Video Direct(AVD))で売ればいいと思う。
あとはアマゾン・ビデオ・ダイレクト(Amazon Video Direct(AVD))という呼称がややこしいので早くなんか愛称が生まれるといいなあ。