Waves の Flex の対象になったプラグインから10個(13個)選んでみた

あらまし

WavesFlexというサービスを始めたらしい。

https://www.waves.com/bundles/flex

Wavesが10種類のプラグインを月額利用できる「FLEX rent-to-own plugins plan」開始! | Computer Music Japan

概要としては、対象となる85個? のプラグインの中から10個を選択し、月額19.99$でサブスクリプションできるというもの。

サブスクリプションでありながら、24ヶ月続ければライセンスがもらえるらしい。

さらに今なら使えるプラグインが10個から13個に増量されているようだ。

 

「らしい」とか「ようだ」とかで不確かだが、まあとにかくそういうサービスらしい。

で、せっかくなので85個? のプラグインの中から10個(13個)選んでみることにした。

実際にサブスク購読するわけではなく、そのシミュレーションをするということで。

想定としてはプラグインをあまりor全然持っていない人が、Flexだけでなんとかしようとしていると想像している。

つまり各種エフェクトをまんべんなく集める想定。

まず10個

85個のうち、独断と偏見で優先度の高そうな10個。

  1. L3 Multimaximizer
    まずは定番マキシマイザーであるL3をチョイスした。
    マキシマイザーはコンプレッサーの一種で、マスタートラックにかけて全体の音量感を調整するときに使うのが主なコンプレッサーをマキシマイザーと呼ぶようだ。
    「Multi」の単語が入っているようにマルチバンド式、低音や高音の独立したコントロールができるのがウリである。ベースにだけパンチを効かせたい、とかができる。
    まあプリセットを選ぶだけでそれなりにはなる。85個の中でもマストだと思う。
  2. H-Comp Hybrid Compressor
    続いてもコンプレッサー。「Hシリーズ」というバンドルに入っているのを買うのが本来であろうH-Compをチョイスした。
    L3とは違い、これは単体のトラックにかけるのが基本となる。「Analog」ツマミを回すことで質感を変えることができ、そのツマミをゼロにすれば透明なコンプにもなる。
    ルネッサンスシリーズ」のコンプとも迷ったが、質感の種類が選べるのはいい仕様だと思うのでこちらにした。
  3. H-EQ Hybrid Equalizer
    続いてEQに入る。これまた「Hシリーズ」のEQ。
    このEQについては周波数特性がリアルタイムに表示される機能もあるので、見ていて分かりやすいのがフレンドリーだと思う。よく使う。
  4. OneKnob Driver
    これは分類としてはサチュレータあるいはディストーションになるかと。「OneKnob」バンドルの中の一つ。元のトラックを歪ませて倍音を加える。
    歪みを加えるというと難しそうなイメージがあるけど、まあ加えてみて前のよりカッコよかったらいいと思う。
    実はサチュレータにはKramer Master Tapeといういいのがあり、それが85個に入っていればそれを選んでいたのだが、One Knob Driverにはノブ一つで完結という大きな特徴があり、悪くはない。
  5. PuigChild Compressor
    これまたコンプレッサーだが今回はアナログ機器のシミュレート系の中からチョイスした。
    H-Compのところで「質感」という言葉が出てきたが、まさにこのプラグインは質感目当てでぶっ刺すプラグインである(たぶん)。
    ダイナミクスを補正するというよりも、「なんかスネアにパンチがほしい!」みたいなときに使えるし使う。
  6. S1 Stereo Imager
    毛色が変わってステレオイメージャー。モノ信号をステレオに広げたりする。音作りとユーティリティの境目あたりのプラグインだ。
    モノとステレオの質感の違いというのは大きく、広げることで他の楽器と被らないようにすることもできたりする。便利なので一つ。
  7. Center
    これも音作りとユーティリティの中間くらいのプラグイン。ステレオ音源の左右成分を強調したり弱めたりできる。
    EQなどで加工するより、ステレオの感じを利用して楽器の棲み分けをしたいことはままある。すごく便利だと思う。
    すごくググラビリティが低い。
  8. TrueVerb
    これはリバーブ。特徴としては、リバーブは普通センドで送ることが多いがTrueVerbはそのままトラックに挿すことが多い。
    想定ではFlexのみである程度のプラグインを揃えるということだったのでリバーブも入れた。IR1 Convolution Reverbのほうが高品位なリバーブだと思われる(持ってない)が、使い勝手はたぶんTrueVerbのほうがいいのでは。
  9. SuperTap
    ディレイ。多機能かつ音色もいいらしいが、自分では(持ってるものの)あまり使ったこと無い。
    Flexのみである程度のプラグインを揃えるという想定だったのでディレイも欲しかったが、ディレイの選択肢がこれくらいしかなかった。あまり使ったことないので音は判断しづらい。
    自分はKramer Master Tapeのテープディレイが好きで、ディレイが欲しかったらそれを使うことが多い。
  10. Waves Tune
    オートチューン。いわゆるケロケロボイスみたいに、強引に歌のピッチを変えることができる。
    歌の直しにも使えるし、積極的に音作りしてもいけるので、いいのでは。

+3個

現在は開始直後のボーナスで13個まで行ける。なのであと3個も選んで見る。

  1. MV2
    これもコンプレッサーなのだが、音量レベルの上限と下限を指定することでその範囲内でダイナミクスを表現してくれるプラグイン
    生演奏のようにダイナミクスが豊富な音源を整えるのに使えると思う。
  2. Vitamin Sonic Enhancer
    これはエンハンサーで、原音に倍音を付加することで音色を明るくしたり重低音を増したりできる。
    基本的なエフェクトを優先して選んだので10個からは漏れたが、けっこうおすすめ。自分はアコギに使ったりしている。
  3. L1 Ultramaximizer
    L3と同様、マキシマイザーだがこちらのほうが古く、マルチバンドでも無い。
    L3との違いを体感して、使い分けたい(できるとは言ってない)。

惜しくも選外

欲しいけど13選に漏れてしまったプラグイン

  1. CLA Bass
    クリスロードアルジさんが作った、ベース専用のチャンネルストリップ。
    EQとかコンプとかコーラスとかディストーションが全部入りで、ベースに最適化されている。
    選外にしたけど、よく使う。ベースにかける(当たり前)。
  2. JJP Vocals
    J.J.プイグさんが作った、ボーカル用のチャンネルストリップ。
    持ってないのだが、たぶんCLA Bassと同じような感じで使えると思う。
  3. Eddie Kramer Drum Channel
    エディ・クレイマーさんが作った、ドラム用のチャンネルストリップ。
    この「各楽器専用」シリーズは目的がはっきりしているぶん使いやすくていいのだが、そこが逆に幅が狭いかなと思った。あまりプラグイン持ってない人はH-Compとかそういう汎用のがいいのではと。
    なのでこれらが落選したのは品質が原因ではなく、今回の選出コンセプトのせいだと言える。
  4. Electric 88 Piano
    エレピの音源。プラグイン・エフェクトではなく音源。
    安くなってたときに手に入れたのだが、読み込み時間がそれなりにありその間音が出ないというのがあまり気に入らなかった。音は全然問題ないと思う。
    例えば10個まで行けるときに9個しか候補が思いつかないなら、これを選ぶことを検討してもいいのではと思う。
  5. Element 2.0 Virtual Analog Synth
    アナログ・シンセの音源。
    これも安くなってたときに手に入れたのだが、シンセの入り口にするにはなかなか良さそうな感じだった。アルペジエータもあるし。

このプラグインも欲しい

85個の中に入ってなかったが欲しいプラグインたち。

  1. Kramer Master Tape
    テープ・マシンに取ったときの効果をシミュレーションする、シミュレータ系のプラグイン
    テープ・マシンについて詳しいわけではないのだが、音が歪むことにより倍音が付加されたり、劣化することによりフィルターがかかったりするのだと思われる。さらにテープによるコンプレッション、テープによる歪みもある。
    つまり*使いこなせれば*EQ、コンプ、サチュレータが一緒になったようなもの。しかもディレイもついてる。このディレイ好き。
    使いこなせればと書いたように、どのパラメータをいじるとどうなるのかがわかりにくい。まあプリセットを順番に試して気に入ったのを使えばそれなりになる。
  2. J37 Tape
    Kramer Master Tape同様、テープ・マシンのシミュレータ。
    アビーロードスタジオにあったテープ・マシンを解析したらしく、そう言われればそうかもなって気がする。ベースにかけたときとか。
    これもまた*使いこなせれば*EQ、コンプ、サチュレータとして使え、ディレイもついてる。
    Kramerのほうが好きだけどそれはなんでなんだか自分でもわからない。
  3. CLA-76
    スタジオ機材の定番らしいコンプレッサーをシミュレートしたプラグイン
    持っていないのだが、同じ76タイプのプラグインNative Instrumentsさんのほうで所有しており、それは便利に使っている。なのでたぶんWavesのも便利だと思う。

選出してみて

コンセプトが「Flexで始める」だったので、いろんなタイプのプラグインを総ざらいしたが、他のコンセプトもありうる…

けれども「Flexで始める」が一番ありそうなストーリーだと思う。

何故かと言うと、Wavesのすべてのプラグインではなく、85個のプラグインから選ばなければいけないので自由度があまりないからだ。

例えばコンプレッサーばかり10個選ぼうとしても、CLA-76は選べないわけだ。

なのでプラグイン初心者がFlexで始めて、うまく行きそうだったら引き続き購読する、という形が一番ありそう。Wavesもその需要を狙っているのでは。

ただMaster TapeかJ37は欲しかったなあ。

追記

Waves Tuneを入れ忘れていたので該当箇所に入れた。

なぜかいまごろタクティクスオウガ日記 またも遭遇戦

前回はサラとフェリシア(及びヴォルテール)が仲間になったところまでやった。
 
サラとフェリシアは名前はあるけど専用グラフィックが無い準顔キャラであり、
顔キャラ使用不可縛り」の今回では主力になるであろうキャラである。
 
が、仲間に入りたてのためスキルポイントが無い。

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一回ランダム戦を戦ってスキルポイントを溜めようと思う。
 
…が!
タインマウスの丘で遭遇戦を戦うつもりが、勢い余ってアルモリカ城まで来てしまった。

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「レオナールを救出する」という当初の目的を達しているため、イベントが発生。
レオナールとともにフィダック城へ行くこととなる。
目的はしばらくの相互非干渉だ。
 
レオナールがゲストとして参加し、ゲスト3人体制に。
ちなみにゲストの役立ち度は
カチュア(回復してくれる) > レオナール(必殺持ち) > ヴァイス(すぐ死ぬ)
みたいな感じ。
 
では改めてタインマウスで遭遇戦。
もうこのマップもだいぶ慣れてきた。
今回はリザードマンが3体もいてちょっときつい。
 
横の方にいたクレリックをシーラが狙撃し、他の敵を回復する暇を与えないようにする。
フェリシアとクッキーはハレムを回復。
そのハレムは敵を引きつける。
ダメージソースは主にアイヴォリーの魔法だ。
サラはあまり活躍できない。まあまだスキルもないしレベルも低いし…。
 
槌装備リザードマンがクリティカルを出してハレムが死ぬというアクシデントがあったものの、
なんとかリカバリー。
遭遇戦に勝利した。
 
街のマスでスキルなどの調整。
ハレムにはカウンターをつける。
カウンターは威力こそ低いものの、手数が多くなるので重要。
サラには消耗品使用。
フェリシアにもつけたかったが、スキルポイントが足りず。
 
今日はここまで。
遭遇戦ばっかりでなかなか話が進まない…。

なぜかいまごろタクティクスオウガ日記 またタインマウス、そしてクリザロー

久しぶりのタクティクスオウガなので状況を思いだす。

どうやらハレム(デニム)は防具なしにナイフだけの変態バーサーカーのようだ。

肩慣らし兼レベル上げにタインマウスの遭遇戦へ。

今回は向かって左にクレリック、アーチャー、ルーンフェンサーという比較的脆い防御のユニットが固まっていたのでそちらを各個撃破することに。

敵ウィザードのパラライズが(敵から見て)味方ユニットを巻き込むというラッキーもあり、順調な立ち上がり。

途中アクアが倒れるというアクシデントがあるも蘇生は間に合い事なきを得る。

今度からすること無いときはキュアリーフを食べよう。

戦闘終了後、全員がレベル4に。

いったんアルモリカに戻って武具などを見直す。

レベル4相当の武具に買い換えると、 バトルナイフ、バイキングソード、ブロンズスピア、グレートボウと物理攻撃が突攻撃ばかりになってしまった。

しかし威力優先でここは突ばかりパーティで行くことに。

ヴァルキリーのクッキーが神聖魔法であるヒールとシャイニングアタッチを覚える。

特にヒールはいざというときに心強い。

他、適当にキュアリーフを買いいよいよ次のステージへ。

クリザローの町。

配置可能数は7だが女性モブユニット+ハレムで合計6人しかいなかったため6人で。

ダメそうならまた戻って誰かを雇わねばならない。

 

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プレザンス神父が追い詰められているので、救出ステージということになる。

……が!

このプレザンス神父がステージクリア時に死亡していた場合、別のキャラが参入することになっており、

しかもそのキャラは「モブ」「女性」というハレムのハーレム条件を満たしているのだ。

そこでプレザンス神父には死んでもらう(ひどい)。

とはいえ、貴重な除霊が使えるユニットであるため(そしてこのステージにはアンデッドが多い)、

しばらくはガンバって除霊してもらう。

というか普通に戦えるところまで戦ってもらい、

その後力尽きたころにステージをクリアしよう。

……外道だ。

さてこのステージだが先述のとおりアンデッドが多い。

アンデッドは倒したあと除霊をかけないと復活してしまう厄介なユニットだ。

また雨が降っており、特に射撃は命中しづらい。

「アンデッド」と「天候」という、 どちらかといえば応用問題的な要素をまだ3ステージくらいしかクリアしていないデニム(ハレム)に浴びせてくるのだ。

救いは敵がわりとバラけており、集中攻撃をあまり受けないことか。

とりあえず中央の道にハレム(バーサーカー)とアクア(ウォリアー)という前衛二人を向かわせ、

背後から魔法やヒール(アンデッドにはヒールが効く)を撃ちまくる戦法。

さらにプレザンス神父にマジックリーフを使い、MPを補充してあげる。

ゲストのユニットも普通にHP,MP回復はできるのだ。

ケルトン2体を倒し、カチュア姉さんとプレザンスに除霊してもらう。

さらにたまたまだがアイヴォリー(ウィッチ)のパラライズが冴え渡り、3体も麻痺させることに成功。

成功裏にどんどん敵を始末していく。

そしてプレザンスが全然死にそうにないので

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暗殺してしまった……。

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なんかすっかりEVELな主人公に(しかも全裸バーサーカーハーレム志望)。

普段はしょっちゅう死んでる(ただしストーリーに関わるキャラなため直前に離脱する)ヴァイスも元気なままステージ終盤だし、

ちょっと準備万端にしすぎて難易度が緩めになったかもしれない。

とはいえボスのモルドバ こいつはけっこう強い。

 

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手を緩めず攻め続ける。

クリア。

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このフェリシアというクレリックがプレザンス神父の代役。

さらにアーチャーのサラも加わった。

(ヴォルテールもいるけど)

女性戦士キャラは多いが、モブ顔のそれは少ないため、 おそらくフェリシア、サラは最後までレギュラーメンバーであろう。

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(プレザンスの代名詞、イクソシズムもきっちり覚えている)

フェリシア、およびサラにもアクセサリの防人の指輪を購入。

フェリシアとパーサがクレリック、サラとシーラがアーチャーでポジションがかぶるため、

サラをナイト、パーサをアーチャーにクラスチェンジ。

今度はシーラとパーサがアーチャーでかぶるが、 片方(パーサ)は弩を持つ弩アーチャーとしてガンバってもらうことに。

軍資金が尽きた……。あとで戦闘で稼ごう。

オレオレ変則チューニングを思いつく時の思いつく方法

あらまし

ついさっき、6弦からEADGB♭Dという変則チューニングでの曲(というかスケッチ)をSoundCloudにアップした。

soundcloud.com

このチューニングはたぶん珍しいと思うが、それを導き出す発想としては単純なので、

この発想法を応用すればへんてこなチューニングをたくさん作れるのでは? と思ったので記事にすることに。

発想法

例えば、キーがAだとする(さきほどの曲の場合B♭だった)。

その場合、3弦〜6弦はいつもどおりの押さえ方で演奏し、1弦と2弦だけキー(A)に合わせたチューニングに変える。

EADGBE

EADGAE

すると今までの演奏のフィーリングを保ったまま、開放弦の不思議な響きを得ることができる。

マイナーでもいける。キーがBmだとする。

3弦〜6弦はいつもどおりの押さえ方で演奏し、1弦と2弦だけBmに合わせたチューニングに変える。

EADGBE

EADGBD

これで、12音かけるメジャーとマイナーで24種類のキーに対応できてしまう。

それと同時に、最低でも24種類(マイナーチェンジ版も考えられる)の変則チューニングを操れる。すごい!

もうちょっと詳しく解説

欠点

よく使われる変則チューニングというものがあり、オープンD, オープンG, DADGADなどがそれだ。

そういうのはリフやソロ弾きまでもカバーしているが、このオレオレ変則チューニングメソッドはコード弾きしかカバーしない。

正確には低音〜3弦までは普段の調子でいいのだが、1弦、2弦を弾くことになったとたんメタメタになるのは目に見えている。

つまり使える音域が狭いと考えても良いだろう。高い音域は(訓練しなければ)弾けない。

長所

長所は響きだ。オアシスがよく1弦と2弦を固定して他の弦でコード進行を作るということをしているが、それと似た技が簡単にできる。

それ以外の長所は特にない。うまく工夫すればギターで出しにくい音程(半音や全音)を取り入れたリフができるかもしれない。

よもやま

個人的には、ギターのバッキングの場合2弦はともかく1弦はあまり使いどころが無い気がしていたので、1〜2弦を有効利用できるこのオレオレ変則チューニングメソッドはなかなかいいかなと思う。

伴奏では高音まで出るとメロディの邪魔になったりするのだ。

オレオレ変則チューニングメソッドの場合、1弦と2弦は解放弦で鳴らすのでちょっと低い音域で鳴ってくれるのでメロディの邪魔になりにくい。気がする。

Apple Musicなどストリーミングのライブラリ管理が大変なので自作した

自作したよ

https://light-rotation.mikiri.net/index.html

サイト名はライトローテーション。

Apple Musicには「ヘビロテ」というコーナーがあるのだが相当聴かないとそこには載らない。

かと言って「最近追加した項目」は追加ペースが早すぎてすぐ流れる。

そこで自力でやるしか無いと思いライブラリ管理を目的としたサイトを作った。

(こいついっつもサイト作ってるな…)

特徴/使い方

ブログ記事のようにアルバム情報をアップし、情報の一つである「ローテぐあい」によってソートして表示する。

同じ「ローテぐあい」のアルバムの場合、順番はランダム。

「タグ」「発表年」「全体のテンポ感」「短評」もつけられるようになっている。

今の所検索はないので、Ctrl+Fでやるしか無い…。

技術的な面

コンテンツ(今回の場合、アルバム情報)を管理しているAPI部分と、

コンテンツにアクセスして表示するHTML部分に分かれている。

API部分にはおなじみのコンテンツ管理(CMS)であるWordpressを使っている。

詳しくは

コンテンツをJSONで吐き出すWordpressテーマを作ってみた - Qiita

を参照のこと。

 

HTML部分にはNuxtというライブラリを使った。

最初はhttpsではなくhttpだったのだが、

HTML部分をherokuに置いたところ、

heroku(https) -> Wordpress(http)というアクセス順になりそれではいけないとエラーが出たので、

Wordpressを頑張ってhttps化した、

がこの工程は要らなかったかもしれない。

今後

とにかくアルバムを登録していく。

現在50アルバム登録しており、一区切りついたと思うのでこの日記を書いているのだが、

まだまだ自分のミュージックライブラリは火を吹いているので

暇を見つけてはちょくちょく更新していきたい。

それとともに機能も強化したい。検索とか。

YAMAHAのシンセ、REFACE CSを買って曲を作った

シンセ ほしい

前々からハードウェアのシンセサイザーを一つ持っておくべきだと思っていた。

理由としてはやはり操作性。

ノートのパッドをさわさわしたりマウスでドラッグしたりするのもいいときもあるのだが、

現物のツマミがたくさん並んでいる状態で音作りをすれば理解が深まると思ったのである。

シンセ どれ

ヤマハのREFACE CSを選んだ理由は、価格との相談と、大きさと、必要な機能が揃っていたことだ。

低価格帯の小型シンセというのは、最近増えているようではあるがあまり無い。

候補に上がったのは、

  • KORG VOLCA KEYS 15000円程度
  • KORG MONOLOGUE 20000円程度
  • KORG MINILOGUE 45000円程度
  • YAMAHA REFACE CS 45000円程度

であった。

VOLCAは安さにおいて突出しており、小さいしいいかなとも思ったのだが

タッチパネル鍵盤より通常鍵盤のほうが良い気がしたのでやめた。

MONOLOGUEはその名の通りモノフォニックなので、

エレピやオルガン的な使い方もしたかったのでやめた。

MINILOGUEとREFACE CSはいい勝負だったのだが、

たまたま店頭でREFACEシリーズを見て小さいし良いかなと思ったのでこちらになった。

シンセ フィルター 重要

結果としては狙い通り、

ソフトウェア上のツマミでなく実物のツマミ(ただしREFACEはツマミではなくバーを採用している)を

グリグリするのは直感的でシンセに対する理解が深まった。

特にフィルターの効きかたについては、ちょっとずつカットオフ(フィルターをかける周波数)とレゾナンス(カットオフ周波数の近辺を強調)をいじくって音をつめた方が良いとわかった。

シンセ 覚える 大変

問題点としてはこのREFACE CSはオシレーターを複数タイプ搭載しており、

とても覚えられない。

サイン波、ノコギリ波、矩形波は分かったが三角波はどうやって出すんだろう。

ただ、それはいろんな音が出せるという良い点でもあるというか普通に考えたら良い点だ。

シンセ ノイズ 出せる

ノイズも出せるのは嬉しい誤算だった。

事前情報ではノイズジェネレーターは無いような感じだったが、

疑似FM音源モードにしてMODを上げまくるとホワイトノイズになる。

ノイズは欲しかったので良かった。

曲作った

というわけでREFACEだけで短い曲を作ったので載せとく。

soundcloud.com

 

REFACEシリーズにはシンセの他にエレピ、FMシンセ、オルガンが存在しており、

オルガンもぶっちゃけ欲しいがお小遣いが溜まるまで待ち…。

正解では無い結末に至る物語

物語とはなんだ そしてオチの必要はあるか

物語とは何か、

そんなことを決めるのは自分の手に余るが、

まあとりあえずキャラがいて行動があれば物語だと思う。

いわゆるテーマが必要かどうかは微妙なところだ。

例えばホメロスイリアスは延々戦争してヘクトルが死んだところでスパッと終わり、

これオチたのか? と思ったような記憶がある。

(記憶の捏造かもしれない)

その「オチたのか?」という感覚がまさにテーマを必要としている人の感覚で、

現代人のものなのだと思う。

ただ、同じホメロスでもオデュッセイアはわりとオチてる。

オデュッセイアの漂流生活と妻の待つ生活両方に区切りがついて、そこで終わるからである。

思い出せないやいや(ナウシカのあらすじを)

まあとにかく、オチのない物語もあるんだよということが言いたかった。

さて、「オチ」「テーマ」「区切り」「結論」「ゴール」など、視点に応じていろんな呼び方があるこのものが今日のテーマである。

このテーマに至ったのはつらつらとナウシカのことを考えていたからだ。

ナウシカのラストらへんで衝撃の事実が判明する。

ネタバレだしあまり覚えてないので詳細は書かないが、

なんかナウシカは「創造主」によってレゾンデートルを決めつけられた。

ナウシカは反発して「創造主」を倒したよ。

みたいな話だったと思う。

問題は創造主を倒すと当然ながらカオスが発生することで、

ナウシカは世界を予測不可能な領域に持っていってしまったことになる。

みたいな話だったと思う。

まあ、ナウシカのあらすじは本題ではない。

「一概に正解とも言い切れない」オチの形もあるということが言いたかった。

オチがあれば正解か 心なんて一生不安さ

さて、一概に正解とも言い切れないオチを設定してしまった場合、

宮崎駿はどうやって話を終わらせればいいのか。

やはり宮さんは抜かりがない。

登場人物の一人、ヴ王ナウシカの選択を即座に肯定させたのだ。

この肯定に、「論理的には」それほどの意味はない。

ヴ王の肯定の仕方は「気に入ったぞ」という形で、あくまでヴ王個人の意思であり、

まあ言ってみれば「個人の意見であり、ナウシカの正しさを保証するものではありません」な感じだった。

それでも作品は終わらせられたのである。

「物語的には」意味があったのだ。

「個人の意見であり、製品の効果を保証するものではありません」式のものには、

あまりいい印象を持っている人がいないかもしれない。

しかし、物語は芸術であり、芸術は人の心を動かすものだ。

「個人の意見であり」式でも、人の心を動かすために使えばいい感じになるのである。

演出はできそう それも無駄?

自分が好きなのはウェルズ「タイム・マシン」のラストだ。

タイム・マシンにおける未来は、階級社会が行き過ぎて人間が二つの種に分かれてしまい、そのまま滅びるという悲惨なものだった。

しかも主人公のタイムトラベラーは、タイム・マシンの誤作動か何かで行方不明になってしまう。

つまりめっちゃ悲観的な「できごと」なのだが、「印象」は明るいのである。

タイムトラベラーが未来で友人になった女の子から贈られた小さな花が、最後にクローズアップされるのだ。

これがもし直前のタイムトラベラー行方不明のシーンで切られていたら、悲観的なラストであったろう。

小さな花をクローズアップすることで、正解ではないエンドが結末としてうまく機能したのである。

I Want to Hear Me

というわけで、「プロット」「できごと」レベルでポジティブな結論を出せない(正解ではない)話でも、「演出」レベルでオチに至ることはできるのであった。

一時期「やおい」というのが流行ってて、ヤマなし意味なしオチなしという意味だったが、たぶんあれらも演出レベルでオチていたのではないかなと思う。

ところで正解ではないエンドをオトすことができるとメリットはあるのか。

まあ表現なんだから好きにすればいいのだが、メリットはある。

一つには「深み」の演出。

まあ「カッコいいヒーローが敵を倒す(BYこち亀)」よりはなんか複雑ではある。

一つには「微妙なテーマ」の扱い。

例えばLGBTについて書くとして、LGBTを肯定しすぎても否定しすぎても作品を壊してしまうだろう。

自分ならLGBTを肯定も否定もしない「筋」を書き、それでいて「演出」で同性愛やトランスジェンダーの印象をポジティブにすると思う。

論理的に結論が出せない場合であったり、論理的にすること自体で何かが崩れてしまう場合に、演出の力が重要になるのだ。

こんな世界になってちまって

なんとなく最近(と言っても何十年単位)「プロット」が重視されすぎてしまい、

演出レベルでの物語の語り方が軽視されている気もするのだよ。

なのだよ。